海南市議選きょう審判 投票率60%前後か


投票を呼び掛ける市選挙管理委員会

定数22に対して現職19人、新人4人の計23候補が出馬した海南市議選は、きょう27日に投開票が行われる。開票作業は午後8時20分に始まり、10時ごろまでには当落が判明する見通し。投票率は4年前の前回を下回る60%前後との見方が強くなっている。

任期満了に伴う市議選は当初、現職3人の不出馬に対して新人3人が出馬を予定。定数ちょうどのまま告示日を迎えるような雰囲気が漂ったが、3月に新たな新人1人が立候補へ準備を始め、1人超過の選挙戦突入が確実となった。

一時の無投票ムードや告示1カ月前からの選挙モードで有権者の関心が高まり切らないまま7日間にわたる舌戦がスタート。各候補者は街宣カーを中心に徒歩や自転車でも市内を回り、まちづくりへの熱い思いや抱負を訴えてきた。

投票は午前7時から午後7時まで46カ所、6時まで1カ所の計47投票所、開票は市総合体育館で行われる。発表は午後9時半に第1回、以降30分ごと。早ければ第1回、スムーズにいけば10時の第2回で当落が分かるとみられている。

投票率は平成17年の合併後初となった8年前の前々回(定数24―候補33)が73・00%。4年前の前回(定数22―候補25)は65・43%にダウンした。今回は1人超過の上に目立った争点がなく、本格的な前哨戦の期間が短かかったため低調の模様。前回を下回りそうで、「60%に届かないのでは」との声も聞かれる。19日現在の選挙人名簿登録者数は4万6118人。

期日前投票 25日は市民会館と下津行政局で計1231人が済ませ、初日から5日間の合計は4108人。前回同期比で833人増えている。

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