静電気可視化モニターに新製品

液晶画面で静電気をすぐに確認できる新装置
液晶画面で静電気をすぐに確認できる新装置

 半導体の品質管理に必要な測定器や解析装置の開発・製造メーカー、阪和電子工業(和歌山市大垣内、長谷部巧社長)は、視覚では確認できない静電気帯電量をリアルタイムにモニタリングできる装置「静電気可視化モニター」の新製品を開発した。静電気対策が必要な電子機器などの業界で需要が期待されている。

 新しい装置は、近畿経済産業局の「関西ものづくり新撰2014」に選ばれ、高い評価を受けた従来品に、顧客からの要望などを踏まえた新たな機能を盛り込んで開発。量産体制を確立し、6月から販売に向けて本格的に動いている。

 「静電気可視化モニター」は、搭載した複数のセンサーにより、モニターを動かさずに面単位で静電気を一瞬で捉えることができるため、帯電部を見逃すことなく、帯電状態や除電の効果を色や数値で確認できる。

 従来の装置ではパソコンにつないで確認していたが、新装置は、液晶画面を付けたことでパソコンに接続しなくても静電気耐電量がすぐに分かり、データをメモリーカードに蓄積することもできるようになった。すでに電子機器メーカーやフィルムメーカーなどからの引き合いがあるという。

 同社営業部の長谷川惠一課長(55)は「今までになかった装置なので用途はいろいろあると考えている。今後も新しいニーズに合わせた装置を開発していく」と話している。