安全推進員会が自主訓練 木本地区
誘導灯を持ち避難する参加者
南海トラフ地震などに備え、和歌山市の和歌山北署木本地区地域安全推進員会(野畑久則会長)はこのほど、夜間の津波避難誘導訓練を実施した。
夜間パトロールなど青少年健全育成活動を普段行っている地安推が、自主的に避難訓練を行うのは、県内でも初めてという。この日は、同推進員や同地区防災会の役員ら40人が参加。木本連絡所から県警察学校付近までの往復約1㌔を、「誘導係」と「住民係」の2班に分かれて訓練。誘導係は、昨年度に購入した誘導灯を手に持ち、先導した。街灯が少なく暗い場所もあったが、「段差あります」「足下注意してください」「少し下ります」など順番に伝言を行い、無事に訓練を終えた。
参加した同地区連合自治会の國政明通会長(85)は「今後も各組織が連携して防災意識を高めていきたい」と話している。
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