収穫の最盛期 げんごべえすいか

収穫した「げんごべえすいか」を手に笑顔の土橋さん夫妻
収穫した「げんごべえすいか」を手に笑顔の土橋さん夫妻

 漬け物などに使われる和歌山の伝統野菜「げんごべえすいか」が、和歌山市西庄の土橋邦夫さん(69)夫妻の畑で収穫の最盛期を迎えている。妻のひささん(64)は「ことしは雨が少なかったこともあって豊作ですよ」と笑顔を見せている。

 げんごべえすいかは、かす漬けや奈良漬けの加工原料となる。果実は直径10㌢ほどの大きさで収穫し、酒かすが入った樽に1カ月ほど漬け込み、1次加工品として大阪や京都、奈良に出荷する。

 樽に漬け込む量は、400個を主に、300個、500個のものもある。「漬物は新鮮じゃないとおいしく漬かりません。収穫したらすぐに漬け込み、出荷の日まで毎日、樽をかき混ぜます」とひささんは話す。

 出荷先でさらに何回か漬け込んだ後、店頭に並ぶという。収穫の旬は6月下旬から8月下旬まで。

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