大橋市長が笑顔で退任 3期12年

持ちきれないほどの花束を手に笑顔の大橋市長
持ちきれないほどの花束を手に笑顔の大橋市長

 24日に任期満了を迎える和歌山市の大橋建一市長は最終登庁日の22日、退任記者会見と退庁式に臨み、市民や職員に感謝の言葉を残して市役所を後にした。この日は、選挙で選ばれた歴代市長で初めて退庁式が実現し、市民や職員ら約500人が見送った。

 会見での大橋市長は、3期12年を「就任5、6年は、厳しい財政との戦いだった」とし、「負の遺産だったコスモパーク加太へのメガソーラー誘致や直川用地の企業誘致で生かすことができ、乗り切れたことが大きかった」と振り返った。また、自己評価については、「点数は80点で不合格とは思っていない。残り20点は中心市街地活性化ができなかった」と表現した。その他に思い入れがある事業として「丸正百貨店跡にフォルテワジマのオープン」「貴志川線の存続」「市民主体の事業推進」「伏虎中校区小中一貫校の建設」などの出来事を挙げた。

 次期市長で元県職員の尾花正啓さんについては、「大変まじめな技術者なのでこれまでの経験を生かして、スムーズに市政を進め、市民を預かる首長という認識で取り組んでほしい」と期待した。

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