【AR】貴志中合唱部が全国コンクへ

 和歌山市立貴志中学校(赤桐久也校長)の合唱部が、10月13日に開かれる「第81回NHK全国学校音楽コンクール」(東京・NHKホール)に近畿ブロックの代表として出場する。全国の晴れ舞台での活躍に向けて、部員は練習に励んでいる。

 同部は現在、部員35人。校内でも人気のクラブ活動とのこと。チームの合言葉は「一声入魂」。こつこつ地道に頑張れる仲間が集まり、成果を発揮できるようになってきた。大会前には、毎日3時間の練習。発声に必要な筋肉を鍛える腹筋トレーニングなど、見えない努力も欠かさない。

 全国大会出場を決めた近畿ブロックコンクールは9月6日に大阪市で行われ、近畿2府4県の代表9校が出場した。県代表の貴志中は、1位の金賞に輝き、全国への切符を手にした。その合唱は、ホール全体に響き渡る声量の大きさが際立つなど高く評価された。

 各ブロックの代表11校が出場する全国大会では、課題曲の「桜の季節」、自由曲の民謡「日向木挽唄」で優勝を狙う。

 部員をまとめる田和憧子部長(15)は「毎日の練習の成果を全国の舞台で発揮したい」と意気込む。同部の久保真紀顧問は「東京の舞台でより声が遠くに響くように、これからの練習で仕上げていきたい」と話している。

近畿の金賞盾を手に「全国の舞台で頑張ります」と部員ら

近畿の金賞盾を手に「全国の舞台で頑張ります」と部員ら

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