和みの民芸盆栽 13日まで県公館で

 紀の川市の紀州民芸盆栽作家、櫻井榮子さん(73)が主宰するアトリエNAGAKOの「第72回花と心のたび展」が11日、和歌山市和歌浦中の県公館で始まった。約50人が工芸盆栽やアートフラワー150点を出品し、洋館や和室に、安らぎと癒やしの世界が広がっている。

 紀州工芸盆栽は、布や紙粘土、ワイヤーなどで草木を造形し、一つひとつ手で染め上げている。

 ウメやマツなど、生命力や自然の息づかいが聞こえてきそうな作品がずらり。プリザーブドフラワーの仏花アレンジ、みどり幼稚園アートフラワークラブの作品も並び、櫻井さんは「時代とともに新しいものを取り入れながら創作しています。小さいものの中に大自然を表現するまるで人生のようでもありますね」と笑顔で話す。

 豆盆栽やアートフラワーの体験教室も開催(要材料費)。12日午後には洋館で椋野悦和さんのギター演奏会がある。

 午前10時から午後5時(最終日は4時まで)。問い合わせは櫻井さん(℡090・2287・1996)へ。

まるで本物のような見応えのある作品

まるで本物のような見応えのある作品

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