【AR】障害者スポ大会1年前で手話教室

紀の国わかやま大会(第15回全国障害者スポーツ大会、来年10月24~26日)の開催1年前イベントとして23日、和歌山市立直川小学校(高善昭校長)で手話を学ぶ教室が開かれ、4年生30人が聴覚障害について学んだ他、国体のイメージソング「明日へと」の手話バージョンに挑戦した。

生まれつき聴覚に障害のある県聴覚障害者協会の櫻井貴浩さんが講師。児童は「聴覚障害者は目で見て、状況を判断して生活している」「筆談と手話は確実に伝わるコミュニケーション手段」などの説明を受け、聴覚障害への理解を深めた。

その後、手話通訳を務めた県障害福祉課の佐藤真理子さんから「明日へと」に登場する歌詞の単語の手話を学び、音楽に合わせて覚えたての手話で「明日へと」を披露した。大浦侑季さん(10)は「すぐには難しいけれど、少しずつ手話を覚えていきたいと思いました」と話していた。

1年前イベントは、県が来年の開催に迫ったわかやま大会をPRしようと主催。23~25日の3日間連続で開かれ、24日はスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店、25日には和歌山信愛女子短期大学でイベントが行われた。

手話で「明日へと」を披露する児童たち

手話で「明日へと」を披露する児童たち

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