水墨と墨彩の世界 2日まで華水会
水墨・墨彩の華水会(小川華瓣主宰)の第30回水墨画展が11月2日まで、和歌山市民会館展示室で開かれている。
30代から90代の約130人が、風景や花、人物などをモチーフにした水墨や墨彩の軸、額、色紙約150点を出品。顧問の世耕弘成内閣官房副長官や門博文衆院議員らの招待作品も並んでいる。
熊野古道や妹背山の多宝塔など、和歌山の名所を題材にした作品も多く、川のせせらぎが聞こえてきそうな清流や雄大な自然風景などが、墨の濃淡やかすれを生かして表現されている。
最高齢の米良智さん(93)は力強く「蔵王権現」を描き、習い始めて10年ほどという中村敦子さん(74)は「桜などはよく描きますが、いつかは本格的な雪景色なども描いてみたいですね」とにっこり。
主宰する小川さん(67)は「20年近く習い、中には30年続けている人もいて、年数を重ねるほどに深く味わいのある作品になっています。新しい方も新鮮な感覚で楽しみながら描いています」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は3時まで)。
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