岩出の学校の歴史 民俗資料館で展示

 岩出市根来の市民俗資料館1階企画展示室で24日まで、本年度の秋季企画展「私たちの学校~ふるさと岩出と学校の歩み~」が開かれている。午前9時から午後5時まで。入館は4時半まで。火曜日は休館。

 市内にある小中学校の歴史を知ってもらおうと、同テーマで初めて開催。学校が地域の中でどのように発展したのかについて、文献資料や教具などの歴史資料を展示し、地域との深い関わりなどを紹介している。

 会場には各学校の開校当時の写真や沿革を展示。昭和22年に撮影した写真では小学校が4校のみだが、同59年に山崎小学校から山崎北小学校、平成13年に上岩出小学校から中央小学校がそれぞれ分離独立したことに触れている。那賀高校が開校した大正11年当初は那賀農業学校だったことや、学校に青年学校教員養成所が併設されていたことなどを説明している。

 また明治時代から現在までの教科書を展示し、国定教科書から検定教科書に変更した推移を紹介。当時の通知簿や卒業証書、チャイム代わりに使用していた鐘も並んでいる。

 9日には2階大会議室で講演「岩出市域における学校教育の発展」を開催する。海南市立第三中学校の馬場一博校長を講師に招く。入場無料。問い合わせは同資料館(℡0736・63・1499)まで。

明治時代からの教科書などが展示されている

明治時代からの教科書などが展示されている

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