由木毅さん写真展 14日から花畑で

 和歌山市友田町の写真家、由木毅(ゆうき・たけし)さん(71)が14日から18日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で写真展を開く。2年前に開いた20周年の記念展を最後にする予定だったが、未発表の小さな作品がたくさんあり「皆さんにもらっていただければ」と展示を決めた。

 由木さんは鳥取県境港市生まれ。20歳で訪れた和歌山の海の美しさに魅せられ、昭和41年に和歌山市へ移住。43歳から本格的に写真を撮るようになり、ネイチャーフォト、特に水中撮影を専門に、世界中の海へ遠征し潜水撮影を行ってきた。

 由木さんは全米写真家協会などの招待作家で、国際芸術写真連盟(FIAP)終身称号を持ち、国内をはじめ、世界各地で180回の写真展を開催。世界規模のコンテスト「国際写真サロン」で金メダル9個、銀4個、銅6個を獲得している。5年ほど前からは、当初から予定にしていた静物や花を主に撮り、被写体の美しさをカメラに収めている。

 「絵画のように一枚一枚を仕上げてきた」と由木さん。「この10年は感性で撮る、創造性に富んだ自分の世界を表現していきたい」と話している。

 写真展では水中写真や花、陶芸を写した作品約260点を展示。このうち六つ切り200点は、希望する来場者に贈る。「もし好みの作品があればぜひどうぞ」と話している。(郵送代として500円)。午前10時から午後5時。

作品を手に由木さん

作品を手に由木さん

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