グルメ対決など大盛況 お城で食祭

 〝和歌山のうまいもん〟が一堂に集まる、第11回「食祭WAKAYAMA」(和歌山市〝食〟のイベント実行委員会主催)が24日、和歌山市の和歌山城砂の丸広場などで開かれ、メーンイベント「和歌山グルメ対決」では、ホテルグランヴィア和歌山の「周参見産の猪豚を南部の梅酒で漬け込んだ柔らか煮 茸を添えて」が第4代「和歌山の味匠(たくみ)」に選ばれた。

 手に入りにくい和歌山の食材・猪豚を梅酒で漬け込み、フランス料理の技法で白みそと赤みそを使って和風に仕立て、バターライスとともに味わうこだわりの一品。

 同ホテルの島田均総料理長(67)は「地元のいい食材を、和歌山の皆さんに知っていただきたいとの思いで生まれたメニュー。評価をいただき光栄です」と話していた。12月1日から同ホテル1階のカフェ・パスワードで提供される。

 グルメ対決には、同ホテルの他、紀三井寺ガーデンホテルはやし▽漁火の宿シーサイド観潮▽休暇村紀州加太▽JOY味村――の市内5店舗が参加。和歌山の食材を使った創作料理1品を、各300食限定で販売し、5人の審査員と市内外の一般審査員50人がナンバーワンメニューを選んだ。

 大阪府和泉市から長女の夏穂ちゃん(6)らと訪れた飯田麻希さん(41)は数品を食べ比べし、「いろんな料理をお得に食べられて満足です。お天気も最高で、秋の一日を楽しめました」と笑顔だった。

 その他「和歌山うまいもん市」では、約30店が出店。歴代の「和歌山の味匠」も勢ぞろいし、来場者はサバずしやしらす丼など、地元名物料理や名店の味に舌鼓を打っていた。

 

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