黒潮市場が千葉に2号店 12月5日

 和歌山市毛見の複合商業施設「和歌山マリーナシティ」内で営業する「黒潮市場」(㈱黒潮市場、田尻賀大社長)は12月5日、2号店を千葉県印西市のショッピングモール「ビッグホップ ガーデンモール印西」にオープンする。目玉である生マグロの解体ショーをはじめ、県産品の販売など関東圏での展開を図る。

 黒潮市場は平成6年に開業。国内外から年間約180万人を集客する。近年は「マグロの出張解体」も行い、全国のイベントやパーティーに参加。間近で見る迫力あるパフォーマンスが人気を博し、需要が高まっている。2号店は「マグロ解体ショー」の関東での拠点の役割も持ち、さらなる事業の拡大を狙う。

 新店舗は、駅に隣接するショッピングモール内にあり、延床面積は約1800平方㍍。生マグロの解体ショーの他、鮮魚やさまざまな県産品などを販売する「物販コーナー」、海鮮丼や寿司などのフードコートが並ぶ「飲食コーナー」を設けている。店内は、黒潮市場の特長である昭和30年代の商店街をイメージし、懐かしい空間を演出している。

 今後、地元住民はもとより、成田空港や羽田空港からの外国人観光客の集客にもつなげていく。

 田尻社長は「県産品のアンテナショップとして和歌山を広くPRしていく。和歌山で培った経験を生かし、空港を利用する外国人観光客を呼び込むことで、モールに新しい客を引き入れる起爆剤となりたい」と話している。

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