今こそ、心ある政治を。 景気回復は人への投資から

岸本 周平

 昨年末、消費税引き上げの延期やアベノミクスを争点に衆議院総選挙が行われました。おかげさまで和歌山県第1区の小選挙区の議席を守ることができました。有権者の皆さまに感謝の思いでいっぱいです。

 与党が大勝したことで、安倍政権が暴走しそうな時には、ブレーキ役を務めます。たとえば、今でも、私たち国民の年金積立金の半分を株に投資することを決めた一方で、国家公務員の年金は株への投資を増やさないなどリスクを国民に負わせ、やりたい放題です。大企業や富裕層だけが恵まれる社会は哀しすぎます。頑張った人が報われることは良いことですが、いろんな事情で頑張れない人々への心づかいがなさ過ぎます。アベノミクスによって、貧富の格差が開かないように歯止めをかけます。

 年寄りは働きたくても働けない、そういう年齢差別、女性であること、障がい者、ひとり親など、チャンスさえも与えられない世の中を変えていきます。私は中小企業と地方を守る政治家を目指します。

 今年の世界経済は、原油安によって日本など先進国の購買力が高まり、景気へのプラスが見込まれます。一方で、アベノミクスで円安が進めばその効果を打ち消し、物価だけが上がり、実質賃金が増えない悪循環に陥ります。

 政府の国債をほぼ全額日銀が引き受ける財政ファイナンスが行われているリスクを考えると、一日も早く第3の矢の実現が求められます。国民一人一人の生産性を上げるための「人への投資」を進める以外に、本当の景気回復はあり得ません。

 地元の和歌山が元気になるように、本年開催のわかやま国体、障がい者スポーツわかやま大会の成功のためには、超党派でがんばります。和歌山では今、若い世代を中心に老・壮・青の各世代が生き生きと活躍しています。自治会や消防団の活動などの公の仕事、そしていろんなNPO法人が活躍している町おこしや障がい者雇用、引きこもり対策、子どもの虐待予防、シングルマザーの応援などの分野に加え、紀州よさこい踊りや紀州夢祭りなど若者の自主的な取り組みが花を開いてきました。和歌山は美味しい産物に恵まれ、気候も温暖で、人情にあふれる住みやすいふるさとです。そのことを日本中、世界中の人々にアピールできる素晴らしい年になることを期待します。

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