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和歌山さんぽみちプロジェクト

【AR】きい探訪⑩~みなべ町~

 今週は、正式競技・特別競技の軟式野球と山岳(リード・ボルタリング)が行われるみなべ町を紹介したい。

 みなべ町は平成16年に旧南部町と旧南部川村が合併してできた町。紀州南高梅やその加工品、紀州備長炭などが主な特産品だ。

 みなべICから国道424号を東へ車で約5分の所に、みなべ町うめ振興館がある。道の駅を兼ね、施設1階の歴史ゾーンでは梅と旧南部川村の歴史を紹介。2階の梅資料ゾーンでは南部梅林の大型模型を中心に梅の文化や効果について紹介。3階の「道の駅みなべ川」では特産品の販売コーナーもある。

 20年に内閣府の認定を受け、地元の梅農家がリキュールの梅酒を製造・販売する「紀州みなべ梅酒特区」制度でできた梅酒の販売も行われ、梅の産地ならではのお土産に最適だ。

 軟式野球が行われる「みなべ町千里ヶ丘球場」は、みなべICから西へ車で約15分、海に程近い高台にある。球場近くの「千里浜」は県の史跡に指定され、本州有数のアカウミガメの産地としても有名。太平洋に面した約2㌔の砂浜は熊野古道の一部であり、古くから景勝地として親しまれてきた。きのくに線の特急に乗車すれば、車窓から眺めることができる。車で訪れる際は紀州南部ロイヤルホテルを起点に、西へ約5分。

 山と海の魅力を存分に味わえるみなべ町に、ぜひ立ち寄ってほしい。
      (次田尚弘/みなべ町)

「みなべ町うめ振興館」

「みなべ町うめ振興館」