市議選候補者の動画を配信 和歌山JC

 統一地方選後半戦の和歌山市議選が19日に告示されるのに合わせ、一般社団法人和歌山青年会議所(JC、野上浩幹理事長)は17日、インターネットを活用して候補者の政策や考えなどを3分間で収録した動画を公開した。配信は公益社団法人日本青年会議所が運営するサイト「e―みらせん(未来を選択)」(http://www.e-mirasen.jp)で。全国の一部候補者の動画が一斉配信される。

 同市議選の動画制作は和歌山JC広報委員会(宮前新委員長)が担当。和歌山商工会議所ビルで今月6日から4日間で撮影した。収録したのは、文書や電話で説明を受け、趣旨に賛同した立候補予定者約20人。公平性を確保するため、撮影は、外部からの騒音があった場合などを除き原則3分間ノーカットの一回撮りで統一。視聴する人への要望や、何らかの所在が分かる物が写り込むことを禁止するなど配慮した。

 和歌山JCが用意した質問は「立候補の理由」「今後の市をどうしたいか」「候補者のマニフェスト」の3点。市が抱える医療や教育、まちづくりなど多岐にわたる課題が語られたとのことで、各立候補予定者は、1秒も無駄にできないという気迫で、3分をほぼピタリと使って訴えをまとめていたという。

 宮前委員長(38)は「選挙に一度も行ったことがないというスタッフもいましたが、まちを良くしたいという候補者の熱い思いにふれ、政治への見方が変わった者もいました」と撮影を振り返り、「いつでもどこでも気軽に候補者の動画が見られるので、和歌山市への関心を高めるツールとして活用していただきたい」と話している。

「候補者の熱い思いにふれてください」と宮前委員長

「候補者の熱い思いにふれてください」と宮前委員長

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