あしなが学生募金呼び掛け 全国一斉
病気や災害などで親を亡くした子の進学を支援するため奨学金を募る「あしなが学生募金」が19日、全国約200カ所で一斉に始まった。
事務局のメンバーの多くは、奨学金を利用して進学した遺児学生。県内では和歌山市のJR和歌山駅前で、大学生と専門学校生2人の他、県立和歌山工業、和歌山、粉河高校の生徒が協力し、全16人で呼び掛けた。
募金は昭和45年に始まり、毎年4月と10月に実施。今回で90回目となる。集まった募金は、親を亡くした子や重度の障害で働けなくなった家庭の子どもらの奨学金に充てられる。
高校1年で父親を病気で亡くした大阪電気通信大学2回生の坂本翔大さん(20)は「奨学金は励みになっている。後輩たちが進学や夢を諦めることのないよう協力をお願いしたい」と話していた。19、25、26日も午前10時から午後5時まで同所で行われる。
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