ピンチの時に地方が知恵を 東国原さん

 県仏教会と市仏教会が後援し、各界の著名人を迎えて毎年開催し、ことしで24回目を迎えた。

 東国原さんは、子どものころからの夢だったというお笑い芸人と政治家の2つの仕事で経験した数々のピンチを紹介。「お先真っ暗な時にどう考え、乗り越える知恵を出すかが大事」と強調した。

 芸人時代については、ビートたけしさんに弟子入りするため、楽屋に直談判に訪れたことや、たけしさんが起こした事件で謹慎となった際に、小説を書いてヒットさせたことなどを語った。

 知事時代については、前例主義が根強い役所の考え方に対して、自身をキャラクター化して県産品に表示することでPRするなど、「人のまねをしない」発想で政策を打ち出したことなどを紹介した。

 政府が掲げる「地方創生」については、「地方間で協力しながらも競争する、かつてない時代に入る」と述べ、賛同と期待を表明。随所にギャグやユーモアをたっぷり盛り込み、笑いが絶えない講演会となった。

 会場のロビーでは県仏教会が「仏教なんでも相談コーナー」を開き、市仏教会は釈迦の誕生日を祝う「釈迦誕生花まつり」を行った。

講演する東国原さん

講演する東国原さん

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧