四季折々の行事を紹介 海南で特別展

 四季折々の年中行事や風習などを展示物などで紹介する特別展「温故『四季と晴れ』」が来年3月31日まで、海南市木津の市歴史民俗資料館(小畑一館長)で開かれている。晴れの儀式で着られる昭和初期の花嫁衣装や紋付き袴を初展示している他、行事で使われる道具や郷土玩具など約200点が展示されている。

 同展では、女の子の健康を祈って桃の節句に飾られるひな人形や、厳しい環境を乗り越え、人生の成功を願った端午の節句の鯉のぼりなどの実物を、解説を交えて展示。節分や八十八夜といった「雑節」、立春や穀雨、大寒といった「二十四節気」などに込められた意味などもパネル展示している。

 また、縁起担ぎの「張り子の虎」、安産などを祈る「瓦猿(かわらざる)」、家運繁栄を招くとされる「淡島遷使殿の蟇(あわしませんしどののひきがえる)」など、県にゆかりのある郷土玩具も並んでいる。

 入館無料。午前9時から午後4時半。休館は月曜、火曜、12月29日~1月3日。

 問い合わせは同館(℡073・487・3808)。

行事で使われていた道具が並ぶ㊤、初展示の花嫁衣装と紋付き袴

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