災害対策特別委を設置 和歌山市6月議会

 和歌山市議会の6月定例会が22日、開会した。超会派の議員発議で、出産に関する「市議会会議規則の一部改正」と「地震等災害対策特別委員会の設置」の2件の提出があり、全会一致で可決した。

 出産時の規則改正は、議員が出産のため本会議や委員会に出席できない場合、日数を定めてあらかじめ議長や委員長に届け出た後、欠席することができる文言が加えられた。欠席時の議員報酬については、欠席の日数にかかわらず支払われるという。同改正は、有村治子女性活躍担当相が、男女共同参画推進の趣旨で全国町村議会議長会に向けて要請した流れを受けたもの。

 地震等災害対策特別委員会の設置は、南海トラフや中央構造線を震源とする大地震や市内の風水害被害に備え、被害を最小限に抑えるため、議論することが目的。本会議後に同特別委員会が開かれ、委員長に野嶋広子議員、副委員長に堀良子議員が選出された。

 その他、この日の本会議では、会期を7月8日までの17日間と決定。市当局は、5億2483万円を増額する平成27年度一般会計補正予算案など22議案を上程した。討論・採決は最終日に行われる。一般質問は、24から26、29、30日の5日間で行われる。

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