子どもを守る活動紹介 岩出署が冊子配布

 ことし2月に紀の川市立名手小学校の児童が刃物で刺されて死亡した事件を受け、岩出署は管内の各交番と連携し、児童の見守り活動や交通指導、啓発活動などに取り組んでいる団体・個人を紹介する冊子(A4判、20㌻)を作った。県内の警察署では初の取り組み。

 安全・安心な地域に向け、協力するボランティア団体などの裾野を広げる狙いがある。

 各交番単位で地元に根差した活動を展開している団体や個人に焦点を当て、23の団体・個人を掲載。主な活動内容を写真を交えて紹介している。

 80部を作って同署や各交番に設置する他、24日から順次、紀の川、岩出の両市など各所に配付している。

 同署管内ではことしに入り、小中学生を狙った痴漢などの身体接触が6件(平成26年中8件)、つきまといが7件(同11件)、露出が6件発生(18日現在)。同署は「地域の安全・安心にはボランティアの方々の協力が必要。子どものために活動してくれるグループや団体が増えれば」と話している。

 問い合わせは同署地域課(℡0736・63・0110)まで。

児童の見守り団体などを紹介

児童の見守り団体などを紹介

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