紀の川市に新工場建設へ 大阪の梅丹本舗

県産梅で梅肉エキス関連商品を製造販売している㈱梅丹(めいたん)本舗(本社=大阪府摂津市、松本喜久一代表取締役社長)が紀の川市の「北勢田第2工業団地」に新工場を建設することになり、17日、県、市と進出協定を結んだ。

同社は大正14年創業。近年はアスリート向け商品も開発するなど、注目を集めている。平成26年度の売上高は7億7600万円。従業員数は38人。新工場を建設することで製造能力を増強し、さらなる販路拡大を図る。

新工場は敷地面積1万2269平方㍍、延べ床面積2900平方㍍。投資額は建物や機械設備に約9億円。来年4月に操業開始し、3年間で13人の新規地元雇用を予定している。

調印式は県庁知事室で行われ、松本社長、仁坂吉伸知事、中村愼司市長の3人が出席して協定書にサインを交わした。松本社長は「製品には和歌山の梅だけを使っており、創業90年、常に和歌山に居を構えたいと考えていた。最新装置を入れた工場を和歌山につくり、第2工場を目標に頑張っていきたい」と話した。

協定を交わした(左から)仁坂知事、松本社長、中村市長(県提供)

協定を交わした(左から)仁坂知事、松本社長、中村市長(県提供)

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