【AR】工場の立地協定 ライオンケミカル

 殺虫剤や消臭剤を製造するライオンケミカル㈱(本社・有田市、田中源悟社長)が和歌山市小倉に新工場を建設することが決まり、県、市、同社の3者による立地協定調印式が23日、市役所で行われた。

 投資や新規雇用の規模に応じて事業所に補助金を支給する市奨励金制度の本年度の改正後、市外企業が進出するのは初めて。場所は、老舗和菓子店「駿河屋」の本社工場跡地で、工場を改装する他、一部を解体し、新工場を建設する。本社工場が手狭になり、持ち株会社のオーナーが駿河屋の工場などを競売で落札していたことから計画が進んだ。

 調印式に出席した田中社長は「洗浄剤などのラインを新工場に移し、業務の効率化を図りたい」と業務拡大に意欲を燃やしていた。

 新工場は敷地面積6850平方㍍、建物面積は新設2346平方㍍、既設2554平方㍍。3年間で正社員20人の新規雇用を見込んでいる。投資予定額は約4億7500万円で、操業は平成28年3月の予定。

調印を交わす田中社長と尾花正啓市長(手前)

調印を交わす田中社長と尾花正啓市長(手前)

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