復刻ユニホームで行進 第1回出場の桐蔭
高校野球の選手権大会が始まって100年を迎える記念事業の一つとして、8月6日に開幕する夏の甲子園の開会式で、第1回大会に出場した旧制和歌山中学校(現桐蔭高校)の代表が当時のユニホームを着て入場行進する。その復刻ユニホームの贈呈式が30日、和歌山市吹上の同校で行われた。
大正4年(1915)に開かれた第1回大会に出場したのは旧制和歌山中を含めて10校。今回の選手権開会式では各校の代表1人ずつが当時のユニホームで行進する。第1回大会では開会式が行われていないため、この10校による入場行進は100年越しの実現となる。
桐蔭高での贈呈式には、岸田正幸校長や野球部の伊藤将監督、石井佑典主将、県高校野球連盟の志賀秀生会長、松下博紀専務理事らが出席。志賀会長は「野球王国の和歌山を築いてきた学校として、堂々と行進してください」と話し、ユニホームを石井主将に贈呈した。
帽子と袖に大きく「W」のエンブレムがついた復刻ユニホームに袖を通した石井主将は「昔のユニホームは今と違って少し動きにくいと思いました」と話しながらも、甲子園での行進については「代表が自分でよかったと思ってもらえるような行進をしたい」と意気込んだ。
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