看護の道へ決意新たに 野上厚生で戴帽式

入学から約半年間を経て看護の基礎を習得した1年生にナースキャップを授ける戴帽式が7日、紀美野町小畑の国保野上厚生総合病院付属看護専門学校(阿河良廣学校長)で行われ、9期生40人は看護の道に進む決意を新たにした。

式で1年生は教員からナースキャップを受けた後、ナイチンゲールが野戦病院を毎夜ランプ片手に巡回し、負傷兵を安心させたという看護の精神を受け継ぐため、ナイチンゲール像にともされた火を自分のろうそくに移し、ナイチンゲール誓詞を唱和。

阿河学校長は「皆さんはいま、看護の道の門の前に立ちました。この火はナイチンゲールの精神の下、全世界共通であり、看護の真髄。道のりはそれぞれだが険しくも頑張りましょう」と式辞。管理者の寺本光嘉町長が「人を愛する、人を大切にする心の上に看護の知識、技術を積み上げて」とあいさつした。

また、柳岡公彦病院長が祝辞を寄せ、在校生を代表して3年の井沼きこさんが激励。戴帽生を代表して柳原千恵美さんが「私たち9期生は春に40人の仲間と支え合い、苦難に立ち向かっていく決意をしました。技術と知識の習得に努力を惜しまず、挑戦していきます」と誓った。

ナイチンゲール誓詞を唱和する戴帽生

ナイチンゲール誓詞を唱和する戴帽生

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