お化け屋敷で活性化 粉河高生ら準備中

紀の川市粉河の県立粉河高校の生徒らでつくる「KOKO塾まちづくりワーキンググループ」は、11月5日に地域の古民家・山﨑邸で開く「お化け屋敷」の準備をしている。地域活性化に向けた初めての取り組みで、生徒たちは市民に楽しんでもらおうと、手作りで作業を進めている。

KOKO塾は、同校が和歌山大学、商店街、市役所と産官学で連携し、地域に開かれた取り組みを実践している。

同グループには1~2年生18人が所属。春にお化け屋敷の計画を立て、夏休み以降、本格的な取り組みを始めた。

当日は一般だけでなく、地域の小中学生や園児も招く。

生徒は音響、照明、仕掛け役などに分かれ、それぞれ準備に当たっている。ポスターは2年生の山口諒さんが担当。絵は、山﨑邸が大正6年の建築物であることから、その時代の雰囲気を出すために淡い色使いで仕上げた。また紅茶を使って画用紙の色を染めるなどの工夫もした。

お化け役を担当する1年生の岩橋正磨さんらは、古着などの衣装や、かぶり物を準備。ホラーゲームの演出を参考にして、ふすまなどから出現する際の表情や照明の当て方を研究している。順路やクラッカーを鳴らす位置を考えたりと、本番に向けた作業が着々と進められている。

前日の4日には、リハーサルや仕込みを行う。同グループリーダーで2年生の松山哲也さんは「とても怖く仕上げています。ぜひ遊びに来てください」と呼び掛けている。

開催時間は午後5時から6時ごろまで。入場無料。問い合わせは粉河高校(℡0736・73・3411)まで。

「ぜひ遊びに来て」と生徒たち

「ぜひ遊びに来て」と生徒たち

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