維新の党県内分裂 市議2人おおさか合流

維新の党と、大阪市の橋下徹市長が代表を務める国政政党「おおさか維新の会」の分裂問題で、維新の党県総支部(阪口直人代表)は11月28日、海南市内で臨時の常任幹事会を開き、和歌山市議会の林隆一、山野麻衣子両議員が党を離れ、おおさか維新に合流することが報告された。

両市議は14日にも、市議会に会派名を現在の「維新の党議員団」から「和歌山維新の会」に変更する申請を行う予定。また、おおさか維新の会が総務省に申請した維新の党の解党届が受理された場合、おおさか維新の会の下部組織として「日本維新の会県総支部」を設立し、林議員が支部長に就任する考え。

阪口代表と菅博之県議(和歌山市選挙区)は、維新の党に残留する。

両市議が党を離れることについて阪口代表は「共通の思いを持っていた者たちが、別れたくないのに別れてしまった。今後も協力できることは協力したい」との姿勢を強調。林市議は、党の現執行部が民主党と合流などの姿勢を示していることについて「橋下改革を実現するため民主党と合流することはあり得ない」と本部の動きを批判した。菅原県議は「こういう形になったのは残念だが、本部が示す野党連合が良い形と思っている」と現執行部の考えに従う考えを示した。

分裂騒動について幹事らに理解を求める阪口代表

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