東北大震災を忘れない チャリティー音楽祭

 東日本大震災の被災地を支援しようと、年末恒例になった「東北女川震災チャリティー駅地下音楽祭」が20日、和歌山市のJR和歌山駅地下の「わかちか広場」で開かれ、約100人が音楽を楽しみながら募金に協力した。

 震災以来、被災地支援を続けている同市のジャズドラマー瀧益生さんが音楽仲間らに呼び掛け、ことしで4回目。下津第二中学校、白川ひろみBAND、夢ココBAND、粉河高校KLBの4組が出演し、それぞれジャズの名曲やおなじみのCMソング、クリスマスソングなどを軽やかに奏でた。

 来場者は手拍子を合わせながら楽しみ、募金箱にはお札も目立った。集まった義援金は宮城県女川町に届ける。

 瀧さんは「募金を届けるのが目的じゃなく、『東北を忘れたらあかん』というのが一番の思い。次は自分たちが被災するかもしれず、これからも続けていきたい」と話している。

楽しい演奏を響かせる夢ココBAND

楽しい演奏を響かせる夢ココBAND

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