ほほ笑み誘うおひなさま 13日まで陶雛展

 白浜町五色ヶ浜にある「じろりん陶工房」の陶雛(びな)展が13日まで、和歌山市太田の陶芸館やまたつで開かれている。

 フランスパンのような温かい焼き色の陶雛や五月人形など約60点が並び、店内は一足早く春が訪れたよう。訪れた人は「何とも優しい表情」「かわいらしい」と笑顔になっている。

 同工房では、横浜から同町に移り住んで約25年になる竹本二郎さん(70)と富子さん(66)夫婦が、信楽の土で焼き物を制作している。

 店内には、特別な技法で着物の模様を仕上げた優美な立ちびな「醍醐」「若宮」、穏やかにほほ笑む「福よかびな」「よりそいびな」などが並ぶ。富子さんは京都出身ということもあり「賀茂のせせらぎ」と名付けられた丸みのある作品もある。

 同店では「見ているだけで、思わず笑みがこぼれてしまうなかわいいおひなさま。ぜひご来店ください」と呼び掛けている。

 午前10時半から午後6時まで。問い合わせは同店(℡073・474・1677)。

愛らしい表情の陶雛が並んでいる

愛らしい表情の陶雛が並んでいる

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