与党と対決鮮明に 由良氏が参院選出馬表明

今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に向け、市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま」(代表=豊田泰史弁護士)メンバーの弁護士・由良登信氏(63)が6日、無所属での立候補を正式に表明した。

同団体は先月、由良氏を野党統一候補とするよう、民進、共産、社民の各党に要請。その後、民進党県連は公認の新人・坂田隆徳氏(37)を次期衆院選和歌山2区、共産党県委員会は同・坂口多美子氏(40)を参院比例区の候補にそれぞれ変更すると表明し、市民連合は由良氏を統一候補として擁立する条件が整ったと判断した。

この日、由良氏と同団体は和歌山市内で政策協定に調印。由良氏は「与党と正面から戦うために一本化された候補として頑張りたい」と意気込み、「民進、共産両党には本当に大きな協力を頂いた。引き続き推薦のお願いを続けていきたい」。豊田代表は「戦争ができる国へと推し進める安倍政権の暴走を止める。和歌山ならではの運動を全国に示し、和歌山から日本を変えたい」と述べた。

和歌山選挙区では自民党現職の鶴保庸介氏(49)が4選を目指しており、幸福実現党新人の西本篤氏(46)も立候補を表明している。

意気込みを語る由良氏㊥

意気込みを語る由良氏㊥

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