うめ星電車お披露目 和歌山電鐵で運行開始

和歌山電鐵㈱(本社=和歌山市伊太祈曽、小嶋光信社長)は4日、貴志川線のリニューアル車両第4弾となる「うめ星電車」を公開し、運行を開始した。

伊太祈曽駅で行われた式典には、うめ星電車の晴れの姿やニタマ駅長を見ようと、地域住民や鉄道ファンら約300人が集まった。小嶋社長は、うめ星電車の深い赤色を示し、「シソ梅干しの『うめ~色』が見つかった。中身も素晴らしい出来映え」と絶賛。デザインした水戸岡鋭治さんは、こだわった天井部分について、「天井デザインは、これから流行するので、この電車が全国の先駆けです」と話し、「通勤電車にも使われるので、もっとやりたいこともあったが、次にしたい」と第5弾のリニューアル電車への意欲も示した。

内装は、障子、座席の両側の枠などに木が使われ温かな印象。木製ショーケースも設置され、保田紙や地酒などの和歌山の名産品を展示するなど、郷土愛が詰まっている。

式典後も続々とファンらが駅を訪れにぎわった。同日午後4時33分、乗客を乗せたうめ星電車が初運行された。

車内で報道陣の取材を受ける小嶋社長とニタマ駅長

車内で報道陣の取材を受ける小嶋社長とニタマ駅長

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