医大に薬学部準備委設置へ 市議会特別委
統合後の和歌山市立伏虎中学校跡地の活用を審議する、市議会の「伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会」の第2回が4日に開かれ、市当局は午前の審議で、県立医科大学理事会が同跡地への薬学部設置を議決したことなどを示す資料を提出した。
前回の特別委で、設置に疑念を持つ委員から「医大の教授の中にも反対意見がある」との発言があったことに市当局が対応した。
資料によると、昨年12月とことし1月の教授会広報内の議論では、賛否両論の意見が噴出したが、2月と5月には理事会で、伏虎中跡地に薬学部を設置することを議決し、意見がまとまった。7月末には学内に準備委員会を立ち上げ、設置に向けて取り組みを進めることが、大学側から県に報告されたという。
大学側の意思決定に対し、県は近日中にも薬学部設置の基本構想を発表し、市は9月定例議会に誘致関連議案を提出する予定にしている。
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