薬学部誘致計画に賛同 市自治会連が決議
統合後の和歌山市立伏虎中学校の跡地活用を巡り、市自治会連絡協議会(石井太郎会長)は23日、市民会館移設と県立医科大学薬学部誘致を柱とする市と県の現行案に賛同する決議書を、尾花正啓市長と野嶋広子市議会議長に提出した。
同協議会は、市内10ブロックから選出された各連合自治会長らで構成。市議会の伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会での委員らの批判的意見を耳にしたことから、今月19日に開かれた理事会で、計画の早期実施を図るため、全会一致で賛同が決議された。
石井会長ら役員が市長室を訪れ、「市民は楽しみにしているので、一日も早く計画を完成させてほしい」と要望。尾花市長は「県内の大学は全国でも一番少ない。公立の薬学部は学生にとっても励みになる」と話し、「(雄湊小学校跡地への看護学部誘致決定を含め)本町小学校跡地にも大学を誘致して、三つの大学が誘致できれば、にぎわいも戻ってくる」と力を込めた。
その後、石井会長らは野嶋議長とも面会。野嶋議長は「市議会は、反対ありきで議論しているわけではない」と、特別委員会での議論に理解を求めた。
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