首相官邸と3県結びテレビ会議 防災の日
「防災の日」の1日、南海トラフ地震を想定し、政府は全閣僚参加の緊急災害対策本部会議運営訓練を首相官邸で実施した。国と地方自治体との連携訓練として、和歌山、三重、高知の各県庁と官邸を結ぶテレビ会議も行われ、仁坂吉伸知事らが出席した。
訓練は1日午前7時10分ごろ、県南方沖を震源とするマグニチュード9・1の地震により、最大震度7を観測したとの想定で行った。
首相官邸4階大会議室と県災害対策本部室を結んだテレビ会議で仁坂知事は、出動させた防災ヘリで把握した、津波による県南部の壊滅的な状況などを報告。国に対しては「より迅速な人命救助のためのヘリコプター派遣や、仮設橋設置などのため、重機を備えた陸上自衛隊の派遣をお願いします」と支援を要請した。
その後、政府本部は臨時の閣議、安倍晋三首相の会見などの訓練を行い、安倍首相は首都直下型地震を想定した、埼玉県さいたま市の九都県市合同防災訓練会場を視察した。
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