医大薬学部の議論具体化へ 準備委が初会合

 統合後の和歌山市立伏虎中学校跡に設置が検討されている県立医科大学薬学部について同医大は1日、第1回薬学部設置準備委員会を開き、岡村吉隆理事長(学長)ら委員7人が出席し、学部運営の方針など具体的な議論が始まった。

 会合では、委員会の下部組織として、教育課程や試験、留学などについて検討する「学部運営等専門部会」と、研究室や設備、実験台、分析装置の導入などに関する「施設等整備専門部会」の設置が承認された。

 その後の委員会は非公開で進められ、終了後の事務局の説明によると、どのような人材育成を行っていくかなどの教育目標が議論された他、平成33年4月開学に向け、32年3月に文部科学省に設置認可を申請し、同年8月に文科相から可否の回答が予定されるなど、スケジュールが報告された。

 今後、同委員会は月1回、専門部会は月2回開催を予定し、施設設計の発注業務などを行う県との協議をしながら、取り組みを進めていくとしている。

第1回が開かれた薬学部設置準備委員会

第1回が開かれた薬学部設置準備委員会

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