特殊詐欺啓発チラシ 県警が5万部製作
振り込め詐欺など特殊詐欺被害が前年を上回るペースで確認されていることを受けて、県警は、被害防止の啓発チラシ5万5000部を製作。年金振り込み日などに合わせて、県内512店舗の金融機関で来店者に配布するなどして活用する。
啓発チラシは、県金融機関防犯対策協議会から製作費の支援を受けて実施。「振り込め詐欺」の言葉を知っていても、具体的な手口を知らずにだまされる被害者が多いことから企画された。
表面では以前にも採用しているタレントの西川きよし夫妻が注意を呼び掛け、裏面にはオレオレ、還付金、架空請求、その他の各種詐欺の詳しい手口を掲載した。
県警生活安全企画課は「詐欺の手口を知ってもらい、不審な電話があった場合にも、だまされないようにしてもらいたい」と話している。
同課によると、昨年1年間の県内の特殊詐欺被害件数は56件(被害額3億4658万円)。ことし9月末現在の被害件数は48件(同1億4935万円)。
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