高校生初の全日本準V フェンシング東莉央
東京都内で開かれた「第69回全日本フェンシング選手権大会」の個人戦女子フルーレで、県立和歌山北高校3年の東莉央選手(18)が準優勝した。五輪代表選手をはじめ全国の強豪が出場する同大会・同種目で高校生が2位に入るのは初の快挙となった。
大会は、東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で1~4日に開催。
今夏の全国高校総合体育大会を制し、高校王者として全日本に臨んだ東選手は、プール戦(予選)を通過し、決勝トーナメントも順調に勝ち上がった。決勝は、11月の全日本学生選手権で優勝し、勢いに乗る専修大学(東京都)2年の菊池小巻選手と対戦。8―15で惜敗したが、高校生初の準優勝を手にした。
同種目には、和歌山北高出身の先輩で、ロンドン、リオデジャネイロの五輪2大会に日本代表として出場した西岡詩穂選手(27)も出場したが、準決勝で菊池選手に7―15で敗れて3位となり、決勝での“北高対決”はならなかった。
東選手の妹で同校2年の晟良(せら)選手(17)も同種目に出場し、決勝トーナメント進出の健闘を見せた。
東姉妹はことし7月、アテネ五輪アーチェリー銀メダリストの山本博さん、女子サッカー元なでしこジャパンの安藤梢さんら、さまざまなアスリートの活動を支援している㈱マザーランド(東京都)とマネージメント契約を結んでおり、次世代のエースとして、2020年の東京五輪での活躍が期待されている。
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