設立30周年彩る記念花展 県いけばな協会
ことし設立30周年を迎えた県いけばな協会(岡田芳和会長)の記念花展が6日まで、和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店5階で開かれている。
本紙など後援。前期(3日まで)、後期(4日~6日)に分け、会期中には会員約250人が1人席から8人席まで138点を展示している。
同会は流派の垣根を越えた県内唯一の生け花団体として、昭和62年に設立。定期的な花展開催の他、県庁の正面玄関に欠かすことなく四季折々の生け花を生け、来庁者を歓迎。和歌山城で開かれる竹燈夜イベントでは、野外いけばな作品を展示するなど、県内の文化振興に大きく寄与してきた。
会場にはレンギョウや桃、サンシュユやツバキなど、優雅で気品ある季節の花々が彩り、来場者は「華やかでいいですね」「心が癒やされます」などと話し、じっくりと楽しんでいた。
岡田会長(49)は「30周年を迎え、今後も絶えることなく、生け花の文化を守り伝えていきたいと思いを新たにしています。皆さまには、少し早い春を感じていただければ」と話していた。
無料。午前10時から午後4時まで。問い合わせは同百貨店(℡073・433・1122)。また、紀南展として11、12の両日は那智勝浦町のホテル浦島でも開かれる。
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