和大留学生に自転車寄贈 キワニスクラブ

社会奉仕団体「和歌山キワニスクラブ」は和歌山大学で学ぶ交換留学生の生活に役立ててもらおうと、自転車5台を同大に寄贈した。同クラブは毎年同大に自転車を寄贈しており、今回で12回目。

同大の交換留学生は同市西高松の和歌山大学国際交流会館で生活しており、自転車通学により電車やバスを利用しなくても済むことで、経済的な負担の軽減になっているという。

7日、和歌山市栄谷の同大で行われた目録の贈呈式には、同クラブの関係者6人と、同大国際教育研究センターの長友文子副センター長、交換留学生13人が出席。同クラブの岩橋一博会長から長友副センター長に目録が贈呈された。

岩橋会長は、破傷風などの難病撲滅に向けた募金活動の実施など、キワニスクラブの歴史を紹介し、「自転車を使って和歌山のいろんな所に行き、文化を学んでほしい」と呼び掛け、長友副センター長は「通学だけでなく遊びに行く際の貴重な交通手段になっており、ありがたい。事故に気を付けてほしい」と話した。

ベトナム出身で、教育学部で学ぶユイさん(22)は「ドラえもんを見て日本に興味を持ちました。日本語を一生懸命に学び、将来は母国で通訳か学校の先生になりたいです」と夢を語った。

本年度の交換留学生は計15人。出身国は中国とベトナムが多く、9月までの半年間または来年3月までの1年間、同大で学ぶ。自転車は3月末に寄贈されている。

目録を手に留学生と共に長友副センター長、岩橋会長(中央)

目録を手に留学生と共に長友副センター長、岩橋会長(中央)

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