独自の視点で 名草写友クラブ写真展

 名草写友クラブ(花畑重靖代表)の第22回写真展が19日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。

 同クラブのメンバーの多くは同市名草地区に在住。作品のほとんどが組写真で、自然風景や近代造形、歳時記など44点を展示している。 高野山に差し込む光を捉えた花畑代表の「朝光」をはじめ、京奈和自動車道の完成までを時期を追って写した「天空を架ける」、加太の友ヶ島の砲台跡を写した「風化」など、さまざま。

 車のボンネットに映り込んだ不思議な造形を捉えたもの、橋の参道側と橋裏の両方を写して対比させた作品もあり、ユニーク。県展の入選作品も並んでいる。

 京都の紅葉を写した田中和已会長(73)は「同じ場所へ撮影に行っても、それぞれの視点で全く雰囲気の違う作品になって面白いですよ」とにっこり。「風景もあればスナップもあり、バランスの取れたいい写真展になっていると思います」と話していた。

 午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。

自転車競技の練習を写した作品も

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