世界遺産応援の新商品 県とサントリー開発

 サントリー酒類㈱(東京都港区、小島孝社長)は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」をPRする新商品「『金麦』和歌山県世界遺産応援パック」を県と開発し、18日に近畿2府4県で発売した。

 同社は昨年、県が誇る豊富な果実を組み合わせて新商品を開発する「和みっクス」プロジェクトに参加し、「紀州シトラスハイボール」を販売するなど、県内の魅力を発信してきた。今回は、昨年10月に県内の世界遺産登録エリアが拡大されたことを記念し、PR商品の開発を県に打診。商品デザインなど、県やデザイナーと協力して開発を進めた。

 18日に県庁で共同記者会見が開かれ、仁坂吉伸知事は、県の観光キャンペーン「水の国、わかやま。」と同社のコーポレートメッセージ「水と生きるサントリー」の共通点にふれ「うれしい。水を売り出そうと思っておりピッタリだ。そのうち和歌山の水も利用してもらえたらと思う」と述べ、同社近畿営業本部の水谷徹本部長は「世界遺産が追加登録され、応援させていただこうと思った」と話した。

 新商品は、「金麦」「金麦〈糖質75%オフ〉」各銘柄の350㍉㍑缶の6本パック。販売数量は「金麦」が24本入り1万5000ケース、「金麦〈糖質75%オフ〉」が4000ケース。1缶につき1円が県世界遺産協議会に寄付される。

世界遺産応援パックを手にPRする仁坂知事㊧と水谷近畿営業本部長

世界遺産応援パックを手にPRする仁坂知事㊧と水谷近畿営業本部長

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