楽しく自分流に きりえ同好会が40回展

和歌山きりえ同好会(田端勇会長)の第40回「全和歌山きりえ展」が24日まで、和歌山市九番丁のギャラリーけまりで開かれている。

同会は約30年前に発足。同市の中西知恵子さん(89)を講師に、市内の公民館などで学ぶ約40人が風景や花など、さまざまな60点を出品している。

中西さんは「年齢を重ねましたが、切り絵のおかげで気持ちがつながり、交流の輪が広がっています」とにっこり。作品は、あらぎ島や、かやぶき屋根の風情ある風景、アネモネやカラーなどの花、横綱・稀勢の里の土俵入りなど、題材もさまざま。

黒と白のみの詩情漂う表現から、和紙で色を添えて立体的に表現したものなど、個性豊か。細やかな模様や線が丁寧に切り抜かれ、手の込んだ味わい深い作品が訪れた人を楽しませている。

中西さんは「それぞれ好きなものを、自分流に楽しみながら表現しています。忙しい生活の中でも、切り絵を見てほっとした気持ちになってもらえるとうれしいですね」と話している。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

問い合わせは同所(℡073・432・3000)。

見応えのある切り絵作品がずらり

見応えのある切り絵作品がずらり

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