フィルムの魅力を さわやかフォト写真展
フィルム写真に愛着を持つ写真グループ・さわやかフォトクラブの作品展「第8回さわやか写真展」が21日まで、和歌山市吹上のNHK和歌山放送局ギャラリーわかまるで開かれている。
同グループは、銀塩カラー写真のリアルな発色の奥深さにこだわりながら活動。講師で、全日本写真連盟総本部顧問の坂田稔さん(90)と会員8人が、風景やスナップなど20点を展示している。
会場には、室内でガラスに反射する光を写した坂田さんの幻想的な「リズム」をはじめ、湯浅町のシロウオ漁の一コマを、柔らかな光とともに捉えた「さざなみ」、水族館でひょうきんな魚の表情を写した「フェイス」などが並ぶ。
読経する高野山の僧侶を写した米田容子さん(78)は「フィルムは立体感や色合いが違います。最近では入手も難しくなるほどに、その魅力を感じています」とにっこり。
坂田さんは「デジタルに比べ、空気感や遠近感がはるかによく出ます。フィルム写真の良さを再認識していただきたいですね」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同所(℡073・424・8111)。
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