土砂災害ハザードマップ配布へ 和歌山市

雨量が増える梅雨や夏の時季を前に、和歌山市は市内地区別の土砂災害ハザードマップを作成し、全戸配布する。本年度は11地区を対象に、計4万650部を市報わかやま6月号と同時に配る。近く、市ホームページへの掲載も予定している。

今回のハザードマップは、対象11地区を15図面にエリア分けし、地区別に必要な図面を印刷して配布する。高松、三田、木本、岡崎、雑賀、和歌浦、田野の7地区は1図面。安原、西山東、東山東、名草の4地区は2図面を使う。

マップには、危険度が高い土砂災害特別警戒区域や、その次に危険な土砂災害警戒区域など段階ごとに注意すべきエリアが色分けされている他、土砂災害時の避難方向が矢印で示されている。

来年度には、15地区(加太、直川、西脇、貴志、楠見、宮、山口、有功、紀伊、西和佐、和佐、小倉、雑賀崎、広瀬、吹上)に計5万3330部の配布を予定している。

市総合防災課は「それぞれの地区に合った避難方法を判断するための、参考材料として活用してもらえれば」と話している。

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