天守閣前売店改修へ 和歌山市が補正予算案

 和歌山市議会の議会運営委員会が6日に開かれ、6月定例市議会の会期予定を13日から29日までの17日間に決めた。市当局は、新市民会館や新市民図書館、和歌山城天守閣前売店の改修などに関連して25億694万円を増額する平成29年度一般会計補正予算案をはじめ議案18件、報告10件、承認1件を提出する。

 補正予算案の主な事業は、平成33年の開館を目指している市民会館(仮称)市民文化交流センター整備のための実施設計委託(5834万円、平成30年度債務負担行為1億3614万円)▽31年の開館を予定している新市民図書館運営のための指定管理者制度導入に向けた公募検討など(29万円)▽わかやまリノベーション会議(仮称)を立ち上げ、遊休不動産の住宅転用などを検討するリノベーションによるまちづくりの推進(267万円)▽和歌山城天守閣前売店の改修(3726万円)――などとなっている。

 天守閣前売店の改修計画は、史跡内の景観に配慮した和風の外装とし、新たに軽飲食を調理、提供するための厨房設備を設ける。

 6月定例市議会の一般質問は15日と19~21日、常任委員会は22、23、26日に予定されている。

改修後の天守閣前売店のイメージ(和歌山市提供)

改修後の天守閣前売店のイメージ(和歌山市提供)

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