統計データ利活用へ 移転前に研修会

総務省統計局の一部機能が来年春、県内に移転するのを前に、全国の自治体職員を対象とした統計データの利活用に関する研修会が6月28、29の両日、和歌山市東蔵前丁の南海和歌山市駅ビルオフィス棟5階で開かれた。

青森、沖縄など、全国各地から自治体職員約100人が出席。統計ミクロデータの活用方法や分析手法について学んだ。

冒頭のあいさつで総務省統計局の岩佐哲也総務課長は「統計データの利活用は行政に必須のスキル。受講をきっかけに、統計データを政策立案や行政運営に生かしていただきたい」と呼び掛けた。

28日は、応用統計学が専門の統計センターの椿広計理事長が「ミクロデータ分析の意義と事例の紹介」と題して講演した他、「データ分析に基づく政策立案手法の導入」で第1回「地方公共団体における統計利活用表彰」の総務大臣賞を受賞した佐賀県統計分析課が、自治体における統計データの活用について事例を紹介した。

29日は、統計センター統計技術研究課の和田かず美さんが講師を務め、統計分析ソフトを使い、ミクロデータ分析の基礎について学んだ。

大勢の自治体職員が参加した研修会

大勢の自治体職員が参加した研修会

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