観光プラン開発へ 和商が加太で資源調査
楽天㈱による電子商取引授業「楽天IT学校」に取り組んでいる県立和歌山商業高校ビジネス創造科情報コース3年生38人が6日、観光プラン開発のため、和歌山市加太地区で地域資源を再発見するフィールドワークに取り組んだ。
ことしの同校の取り組みでは、楽天と加太温泉シーサイドホテル加太海月と協力し、実際に楽天トラベル内で販売する加太の観光宿泊プランを開発している。
今回は、実際に加太の街を歩き、地域の人との交流を通して観光資源を調査。同ホテルを訪れた生徒らは、客室や宴会場、大浴場などを見学し、施設の特徴や宿泊客に気持ち良く過ごしてもらうための心掛けなどプロの仕事を学んだ。
加太の街では、淡嶋神社や灯台、海水浴場を訪れ、人気スポットや景色を写真に記録した。観光客にもインタビューし、訪れた理由や今の季節しか楽しめない旬のものなどについて調査した。
高垣律槻君(18)は「アメニティーグッズの充実や照明が目に優しい色をしていることなど、ホテルはお客さんのことをいろいろ考えているのだと実感した。プランはしっかり考えていきたい」と話していた。
同授業では今後、グループごとに宿泊プランを考え、実際に楽天トラベル内で販売する予定。来年1月には全国の高校生がプレゼンテーションで競う「楽天IT甲子園」が開催される。
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