日中の書画作品一堂に 国交正常化45周年で

日中国交正常化45周年を記念した中日名家書画展「龢暢(わちょう)」が17日まで、和歌山市の県民文化会館1階大・中展示室で開催されている。

日中両国、県と広東省のより良好な関係構築を願い、広東省人民対外友好協会と県日中友好協会が主催。両国で活躍する著名な書道家と水墨画家75人の作品約100点が展示されている。

12日には開会セレモニーが行われ、県日中友好協会の中拓哉会長や駐日中国大使館元公使の白剛さん、和歌山市の日本画家・清水達三さんや陳諍中国大使館文化参賛らがテープカットで祝った。

会場には掛け軸に装丁された書と絵画が並び、竹林とパンダを描いた「中華國寶圖」(施永成作)など、同展に合わせて描かれた作品も多い。

「山水四屏」で中国南部に広がる山の風景を描いた朱斌さんは「日本に最初に伝わった中国の作品の風潮をベースに、西洋や今の日本の影響を受けている作品です。普段は描かない作品ですが、日中の歴史を振り返って描いてみました。45周年をきっかけに、和歌山と広東省の関係が永遠に続けば」と願いを話した。

中会長は「展覧会が開催できるのは平和の象徴。県民にも中国の芸術にふれてもらい、互いの文化を切磋琢磨できたら」と話していた。

午前10時から午後3時まで。

日中両国の書画家の作品が並ぶ

日中両国の書画家の作品が並ぶ

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