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65周年でチャリティー　高等美容専門学校

美容技術の向上を目指す、和歌山高等美容専門学校（和歌山市小人町、亀井都紀子校長）の「第４回美容ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ」が１７日、同校で開かれた。今回は同校の創立６５周年を記念し、卒業生らが競い合う「美容技術選手権」と合わせて、市内の美容サロンの協力による「チャリティーサロン募金」も開催。売上金は１２万６４５３円に上り、全額、東日本大震災の被災者支援に寄付する。

亀井校長が「チャリティーサロン募金」を企画したのは、福島県出身の生徒がいじめを苦に自殺したことを報道で知り、心を痛めたことがきっかけ。亀井校長は「いまだに苦しい思いをしている福島県の若い人へ、美容に従事している若い人からエールを送る一つの機会としたい」と込めた願いを話した。

チャリティーサロンは、まつ毛エクステやジェルネイル、カット＆ブローのメニューで実施。同校２年生の島本千遥さん（２０）は客の立場でジェルネイルを体験。「短時間でかわいらしく仕上げる技術や配色が素晴らしく、勉強になりました」と笑顔だった。

美容技術選手権には、同市内の美容サロンでアシスタントとして勤務している同校の卒業生ら１１組が参加し、亀井校長は「技術の向上だけでなく、スタッフ同士の支えあいや絆が大切です」とアドバイスした。

競技は、髪にロットを巻く作業「ワインディング」に２人一組で取り組み、１００分で何本巻けるかを競った。参加者は、日々の勤務を終えた後、夜遅くまで磨いてきた技術やチームワークを発揮。戸口晟次郎・小澤正弥組（ＡＶＡＮＣＥ.）、玉井渚・落合もえ組（ＨＡＩＲ　ＭＡＫＥ　ａｄｄｉｃｔ）の２組が同数で優勝した。

チャリティー協力サロンは次の通り。

トータルビューティーサロン　アリュール▽アバンス美容室▽ヘアー＆ネイル　ヴィサージュ▽グラン　アディクト▽シマ美容室▽仁インターナショナル▽デレディールフィデル▽ヘアークリエイト　ココカラ▽ヘアー　アンジェリック▽ヘアーデザイン　マチルダ▽ネイル＆ボディジュエリー　モンクール▽ヘアーガーデン　リーデレ▽ワタナベ美容室