核のごみ処分場誘致 仁坂知事「考えず」

 原発の使用済み核燃料の再処理で発生する高レベル放射性廃棄物の最終処分場を巡り、建設地としての適性を示した政府の「科学的特性マップ」で県内の多くが適地とされたことについて、仁坂吉伸知事は1日の定例記者会見で、「処分場を県内に誘致することは一切考えていない。(政府から)打診されるのも嫌だ」と述べた。

 仁坂知事は「和歌山は地震や津波のリスクがあり、地形も複雑」と候補地としての適性に疑問を示し、「中間的には原子力施設の近く、(最終的には)無人島に造るのが良いのでは」と述べ、県内の市町村が調査の受け入れに意欲を示した場合は「やめたらどうですかと言うつもりだ」と話した。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧